CASA年表・歩み2003年
11月 | 出前講師養成講座 2003年度通常総会(東京支部設置を承認) 第35回気候変動問題研究会 COP9(イタリア・ミラノ)へ代表派遣(~12月) 地球環境大学第6回講座 |
10月 | 第34回気候変動問題研究会 地球環境大学第5回講座 |
9月 | シンポジウム―戦争と環境破壊 気候ネットワーク協力企画「温暖化をふせぐ」セミナー 第3回環境と貿易研究会 地球環境大学第4回講座 |
8月 | 「出前講師養成講座(地球温暖化を学ぶ)」 (大阪カウンセラー協会、シニア自然大学、学生NGO「TO BE」と共催) エネルギー基本計画についての地方公聴会(大阪)で意見発表 |
7月 | 環境NGO8団体でロシア大使館に申し入れ 第33回気候変動問題研究会 地球環境大学第3回講座 |
6月 | 気候変動枠組み条約第18回補助機関会合(SB18)に代表派遣 第2回環境と貿易研究会 地球環境大学第2回講座 |
5月 | 第32回気候変動問題研究会 第11期地球環境大学第1回講座 |
4月 | 緊急シンポジウム―イラク戦争と環境破壊 |
3月 | 「世界水フォーラム」(京都・大阪・滋賀)参加、出席者へのインタビュー 第1回環境と貿易研究会 |
2月 | 第3回世界水フォーラムに向けて第2回学習会(大阪、社会福祉会館) 地球環境市民大学校(ヨハネスブルク・サミットから未来へ向けて) 省エネチャレンジ(冬版)実施(~3月) |
「イラク戦争と環境破壊」のシンポジウムの開催
3月20日、平和を願う世界の人々に背を向け、アメリカとイギリスは、イラクへの武力攻撃を開始しました。CASAでは、4月5日、緊急シンポジウム「イラク戦争と環境破壊」を開催しました。シンポジウムでは、CASAが1991年の湾岸戦争のときに現地に調査団を派遣して作成したビデオ「湾岸戦争による環境破壊―燃える油井、流れる原油の大気・生物への影響―」を上映するとともに、調査団団長であった谷山鉄郎先生(中部大学教授)から「戦争による環境破壊ー湾岸戦争の経験から」と題して講演をしていただきました。また、岩本智之代表理事から、湾岸戦争で使用されイラク戦争でも使われている劣化ウラン弾についての説明を受けました。さらに、イラクへの武力行使の即時停止を求めるアピールを採択し、ブッシュ大統領とブレア首相、そして武力攻撃を支持している小泉首相に、このアピールを送付しました。シンポジウム終了後には、参加者がアメリカ総領事館に向けてデモを行いました。
シンポジウム「戦争と環境破壊」を開催!
イラク戦争が続くなか、9月3日には、中之島公会堂で、シンポジウム「戦争と環境破壊」を開催しました。シンポジウムでは、ベトナム戦争で大量に散布された枯葉剤の影響で結合性双生児として生まれ、日本で分離手術を受けたグエン・ドクさん、ホーチミン市戦争証跡博物館副館長のフエン・コック・バンさん、イラクで子どもの写真を撮り続けている写真家の森住卓さん、フィリピンや沖縄などの基地の公害についての調査をしているCASA理事である大島堅一さんから、報告をしていただきました。
出前講師養成講座
8月7日、8日の2日間、大阪カウンセラー協会、大阪シニア自然大学、教育NGO TO BEと共催で、「出前講師養成講座-地球温暖化を学ぶ-」を開催しました。これは、学校などへ出向いて温暖化問題について「出前授業」ができる講師を養成しようというものです。子どもたちが楽しく学べる実験やゲームなどの具体的なプログラムを約20名の参加者が2日間楽しく学びました。