CASA年表・歩み2020年

12月  プラスチックごみを考える学習会<第3回>家庭から出るプラごみの行方は?
 CASAレター108号発行
11月  第15回ちきゅうCafé
 気候危機セミナー~気候変動から気候危機へ~第2回、第3回
10月  オンライン講座 石炭火力発電の何が問題なの?
 気候危機セミナー~気候変動から気候危機へ~第1回
9月  CASAレター107号発行
6月  第20期 通常総会
5月  CASAレター106号発行
4月  デジタル気候マーチ
3月  CASAレター105号発行
1月  COP25報告会
 プラスチックごみを考える学習会<第2回>プラごみはどのように処理されているか

気候危機セミナー~気候変動から気候危機へ~!

質疑応答中のオノさん、早川
 異常気象が頻発し、私たちの命や生活に大きな影響を与えることが多くなっています。地球の温暖化が原因の一つであるのは明らかで、「気候変動」という言葉は今や「気候危機」とも呼ばれています。このセミナーでは世界と日本で起こっている気候危機の現状を学習しました。会場参加に加えてWEB参加も可能とし、コロナウイルス感染防止のため、できるだけWEBでの参加をお勧めしました。
  第1回 気候危機の現状(海外)
  第2回 温暖化が与える影響(国内)
  第3回 ティッピング・ポイント


COP25報告会

質疑応答中。左から早川、小林さん、藤本さん、高村さん

 2019年12月に行われたCOP25の報告会が、1月25日(土)梅田のユーズ・ツウにて、開催されました。COP25(マドリード会議)は、かつてないほどの気候変動への危機感の中での開催となった。気候非常事態宣言は、英国、アイルランド、カナダ、フランス、アルゼンチン、欧州議会を始め、多数の州、都市、自治体、大学でされており、日本でも長野県、長崎県壱岐市、鎌倉市、堺市、福岡県大木町、鳥取県北栄町、長野県白馬村でされている。
 COP25は、削減目標の見直し、再提出の際に、できるだけ高い野心を反映することに合意したが、6条の市場メカニズムのルールには合意できず、COP26で合意を目指すこととなった。パリ協定における市場メカニズムでは、これまで国連が発行、管理していたCDMのようなメカニズムに加え、国連が関与しない二国間クレジット(Joint Crediting Mechanism 、JCM)のようなメカニズムの利用も承認された。ただこの場合の条件については、持続可能な発展の促進、環境十全性と透明性の確保、ダブルカウントの回避の確保が求められているが、今回の会議で具体的なルール決定には至らなかった。
 一方9月に行われた気候行動サミットで、COP25議長国のチリが主導して、2050年までにCO排出実質ゼロ(1.5℃目標)をめざす「野心のための気候同盟(Climate Ambition Alliance)」が立ちあがり、現在では世界のCO排出量の約13%に相当する72ヶ国とEU、さらにカリフォルニア州といった14の地域398の都市、786の企業に加え、金融機関や機関投資家らも参加する状況になっている。

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