気候危機―パリ協定の「1.5℃目標」を失わないために。COP27からG7、そしてCOP28へ


チラシ

 ※本イベントで、G7メンバーに向けた   共同声明 を発表しました。参加者からの賛同を多数いただき、首相官邸、関係省庁へ送りました。

 2023年、日本はG7(主要7カ国)サミットの議長国を務めます。4月15日・16日には、気候・エネルギー・環境大臣会合が開催され、5月19日から21日にはG7サミットが開催されます。

 世界各地での異常気象や自然災害、食料・水不足といった危機の背景には気候変動があると言われています。まさに気候危機の今、どのような対策が求められるのでしょうか?
 現在、世界の平均気温の上昇を1.5℃以内に抑えることが国際社会の目標となっています。そのためには、温室効果ガスの排出量を2025年までに減少に転じさせ、2030年に半減することが必要とされているなか、昨年11月にエジプトで開催されたCOP27では、排出削減策の強化については成果が乏しく、今年のCOP28へ先送りされた形となりました。現状では、世界は1.5℃はもちろん、2℃目標さえも達成できません。1.5℃目標を実現する道は残されていますが、達成への道筋はますます狭く細くなっていきます。

 このウェビナーでは、気候危機の現状と科学が発信するメッセージを学び、G7メンバーに求めること、議長国日本の気候変動対策を取り巻く課題を考えます。
 さらに、市民社会から議長国日本およびG7メンバーに対し、気候変動・エネルギー問題で、更なる主導的役割を発揮するよう要請する声明を発信します。

●とき:2023年4月7日(金) 18:30―20:30
●ところ:Zoomウェビナー
●プログラム(予定):
※プログラムは変更される可能性があります
1.気候危機の回避に向けて、G7広島サミットの役割  資料
浅岡美恵(気候ネットワーク代表、弁護士)
2.若者からG7メンバーへのメッセージ
進藤天真さん(Fridays For Future Kyoto オーガナイザー)
3.グローバル・サウスの視点から、気候変動・エネルギー分野でG7に期待すること
Harjeet Singhさん(Head of Global Political Strategy, Climate Action Network、2023年Civil7「気候・環境正義」ワーキンググループ国際コーディネーター)
※英→日同時通訳あり
4.ジェンダーと人権の視点から気候変動を考える  資料
三輪敦子さん((一財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長、(特活)関西NGO協議会代表理事、(一社)SDGs市民社会ネットワーク共同代表理事)
5.G7に向けた共同声明発表   共同声明
主催者事務局
●対象者:G7にご関心をお持ちの皆さん、気候変動問題にご関心をお持ちの皆さんなら、どなたでも
●参加費:無料
●申込み:
多数のお申込みをいただき、ありがとうございました。本イベントは、受付を終了いたしました。
●主催:
気候ネットワーク、地球環境市民会議(CASA)
●お問い合わせ:
認定NPO法人 気候ネットワーク 京都事務所
TEL:075-254-1011 FAX:075-254-1012 E-mail: < kyoto@kikonet.org>

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